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インターネット回線導入最前線レポート

インターネット回線の開設

ビル管理会社が入居者と特殊な契約?
承諾取れず成す術なし・・・

ISP事業者が行う回線開設工事自体はオフィスへまでのケーブル引き込みとモデム機器の設置のみとなります。一般的にISP事業者ルータの提供や設定は行いません。ルータなどの通信機器を使用される場合は各自にて設定が必要となります。好意的にルータの設定まで行ってくれる作業員がいても、それは個人の判断でありISP業者は責任を負いません。ルータに異変、または故障等のトラブルが発生すると、原因を究明する際「誰がどのような設定をしたのか?」など面倒な問題が発生することになります。解決するまでは外部とのインターネット通信は、パソコン1台のみに限られるますので業務にも大きな影響を及ぼすことになります。このようなリスク、トラブルを防ぐためにも、ルータの設定は慎重に行われることをお勧めいたします。

通常工事は「2~3時間程度」で終了しますが、まれに時間がかかる場合もあります。

これはビル管理業者とISP業者間での事前の連絡が不十分であったため、非常に時間がかかってしまったというケースですが、ある日系企業が光回線を導入する際、当初の予定では、ケーブルがオフィスまで来ているので配線作業の必要がなく、通常より手間はかからないということで話を受けていました。ところがこのケーブルに不具合があり、信号が飛ばないということで、同じフロアの弱電室(ISP業者の通信設備が置かれている部屋)から事務所まで配線を行うことになりました。しかし配線を行っている途中で、今度は弱電室内の通信設備に不具合があるということが分かり、対応策として上の階にある弱電室から配線を引いてくることになりました。顧客の担当者には、かなり時間がかかる見込みである旨を伝え喫茶店に行ってもらい、作業が終了するまで、私が顧客の替わりに(あまり良いことではないかもしれませんが)事務所内で長時間待機していたということもありました。

また、次のケースは、ビル管理会社が入居者と特殊な契約?を結んでいるため、開通工事自体を行うことができず、インターネット回線を引くことができなかったという事例です。ビル固有の特殊な事情については前にも紹介しましたが、当事者間の契約や、許可・承諾などが絡む案件の場合は成す術がありません。

ある日系企業から、現在契約している電信のADSL回線から網通の光回線に切り替えたいとの依頼を受けた時のことです。工事に訪問したところ、そのフロアに設置してある弱電ルーム(ISP業者の通信設備が置かれている部屋)が何と公共の場所ではなく、同フロアで部屋を借り受けている中国系企業のオフィス内にありました。つまり、この中国企業の承諾を取らなくては、網通の光回線の敷接ができない状況です。そんなおかしな話はないので、ビルの管理会社に確認を取ったところ、ビル管理会社が1フロア全部(弱電ルームも)をこの中国企業に貸し出しており、弊社に依頼を頂いた日系企業は、その中国企業から部屋を間借りしているというイレギュラーな契約を結んでいることが分かりました。こうなった場合には部屋を貸している中国企業と、依頼を頂いた日系企業間の問題となります。細かい契約内容まではわかりませんが、網通の光回線を利用するには、弱電室から新しく配線を引く(壁に穴もあける)必要があり、結局承諾が得られないようで未だに光回線は敷設できないでいます。

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