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インターネット回線導入最前線レポート

インターネット回線の開設

インターネット回線の申請  ~3通りの申請方法~


入居する(している)ビルで、サービスを受けたいISPの回線が利用できることの確認が取れたら、いよいよ申請手続きです。規定の申請書に必要事項を記載し、営業許可書のコピー等と共にISPに提出します。一般的に申し込んでから10営業日程度で開通となります。

尚、最近上海では国際行事や国際会議などが頻繁に開催されていて、その時期に重なってしまった場合は、開通までの日数が大幅に伸びることもありますので一応ご注意ください。

申請方法は大きく分けて3つあります。

①ISP業者に直接申請
②ビルの管理会社経由で申請
③代理店経由で申請等

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①ISP業者に直接申請

当然ながらISP業者は全て中国国営企業のため、対応はすべて中国語のみ。
加えてサービス精神にかける(日本と比較すると『無い』に等しい)。
例えば、開通予定日時になっても誰もこなく何の連絡も無いというのは良くあること。
開通後インターネットの調子が悪いと話をしても、「モデムに原因がある」「ケーブルがおかしい」のように、ある程度こちら側で問題点を指摘して話をしなければ取り入ってもらえない場合もある。こちら側に対して「パソコンの設定では?」とか「社内の配線に問題があるのでは?」のようなことを平気で言ってきたりもする。

②ビルの管理会社を経由して申請

これははっきり言ってやめた方がいい。提供される情報がかなりいい加減(何らかの思惑?)で、例えば、「網通は通っていない」と言われていたが、後々調べてみると実は通ってということはよくある。また、通常であれば年間契約で割引が効くプランなのに割引無しの料金で契約させられていたなんてこともある。

最近あったケースですが、上海長寧区の日系企業が多く入っているあるビルは、ADSLと同等の料金でFTTBが利用できるのに、なぜか利用している企業がほとんどないという状況になっていました。訪問先企業の担当者にFTTBの導入が可能であることを伝えたのですが、入居者は、ビル管理会社から「当ビルには光回線は通ってない。導入することはできるが莫大な初期費用がかかる」と全員に伝えていた事が分かりました。結局この企業からはご依頼を頂いたのですが、当初は担当者にはなかなか信用してもらえず苦労しました。

③代理店経由で申請

良い代理店を見極められれば最も安全。通常代理店は中国系の会社となるため、日本語での対応はしていない。良い代理店であれば、直接ISP業者に申請するより料金が安く、技術的なサポートを受けることができる。しかし中にはとんでもない代理店もいるので注意も必要。以下に悪い代理店の実例を紹介します。

ケース1.

電信のISPと聞いて契約したが実は他ISP回線だった。
⇒ISP業者(電信)に直接問い合わせそんな会社とは契約していないと言われ判明。
但し、代理店との契約書上に電信回線とは書かれていなかったため泣き寝入り。その後解約。)

「電信の回線なので安心、安い」と言って提供していても、実際は一部違う(マイナー系)ISP業者の回線を通っていたり、安く提供する「裏ワザ」を使っている業者がある。

例えばある地区の電信ポートの一部をマイナー系ISP業者が買い取る。買い取ったポートからルータ、交換機等を使用し更にポートを分割し、エンドユーザーへ提供。最終的に電信の回線は通るが、そこへたどり着くまでに、純電信のサービスと比べ、たくさんのルートを通る必要があり、その結果、通信状況は悪くなる。

ケース2.

法人契約したはずなのに個人契約になっていた。
一歩間違えば違法行為で罰則を課せられる可能性もあり、その後解約。
もし、契約書上に御社の名前が記載されていなければ、トラブル時にISPからのサポートを受けられないだけでなく、個人名義で契約した回線を法人で利用しているとのことで法的に罰せられることがあるので注意が必要。

ケース3.

開通後(代理店に)相談をしても直接ISP業者に話してくれと、全く相手にされない。
⇒ISP業者に連絡をとっても専門的な話ができる自信が無く、契約更新時期がきて解約。

一連の契約手続きについては代理店に依頼することもできる。代理店は中国系企業がほとんどなので、通常は中国語のみの対応となる。また悪質な代理店になると、個人価格でISPと契約した回線を法人価格で法人ユーザー向けに提供しているところもある。このようなトラブルを避けるため、代理店は慎重に信用のできるところを選ぶ必要がある。

以上、中国語で(回線)に関する技術的な話ができるのであればISP業者に直接申請してもよいと思いますが、やはり最適なのは、信頼できる代理店に依頼する方法が一番だと思います。


*----- プロフィール -----*

【 山崎 功貴 (やまざき こうき) 上海易易信息技術有限公司 営業経理 】

1999年留学のため北京へ。その後、貿易、旅行会社など日中間ビジネスに携わる。2006年アイブリットの現地法人(上海易易)入社。「中国人より流暢」といわれる中国語で、日々、国営ISP業者やビルの管理業者とインターネット回線敷設の折衝を行っている。

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